各地の共働学舎

.共働学舎は、1974年(昭和49年)に宮嶋眞一郎によって長野県小谷村で始められました。

人が育つ場所として衣食住の自立を目指し、社会的にも必要であるべく経済的自立を願い、現在は全国5箇所で活動しています。


信州共働学舎(立屋・ 真木)
 小谷村白馬乗鞍温泉スキー場近隣にある「立屋共働学舎」と、JR南小谷駅から東の山道を2時間程歩かなくてはたどり着かない「真木共働学舎」の2カ所を『信州共働学舎』と呼びます。
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寧楽共働学舎
  北海道北部の日本海沿い、札幌と稚内のほぼ中央に位置する小平町にあります。海岸から少し山側に入ったところに1977年に開設されました。2005年に大きな火事で宿舎を消失しましたが、会員の方々や友の会の方々などのご協力で新しい宿舎を建てることができ今に至っています。
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新得共働学舎
  北海道・十勝平野の西の玄関、新得町。この町の通称 “牛乳山” と呼ばれる山の麓に農場はあります。チーズの生産で脚光を浴び「共働学舎新得農場」の名で知られるようにもなりました。
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南沢共働学舎
  東京にある南沢共働学舎では、通いのメンバーでクッキーを作っています。
「NPO法人共働学舎」の事務所は、この南沢に所在しています。
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信州共働学舎

米、野菜類、また牛、山羊、鶏などの動物飼育、パン工場など。

 「信州共働学舎」は、いろいろなハンディーを持った者が共に働き、生活する共働学舎のうちでも、特に豊かな自然の中で手作りの生活を営んでいるコミュニティーです。

 立屋での農業は田畑が約5ヘクタール(2019年現在)、米、野菜等を作ります、動物は和牛、山羊、鶏などを飼っています。米、豆、卵を自給し、できるかぎり自分たちの作った作物で生活しています。田んぼは今でも手で植え、手で草を取り、手で刈ることを基本としています。しかし、2013年から17年にかけて立屋地区で農地基盤整備事業が行われ、1枚20~30アールの広さになった水田では田植え機、コンバインでの作業を並行して行うようになりました。米は北海道の共働学舎にも供給し、卵は近隣の方々のお家に定期配達しています。

 真木では山羊と鶏を飼い、棚田にはアイガモを放ち、桑畑を開墾した畑には、必要な野菜を自給したいと作付しています。水車動力により板材や角材を製材し、民家の修復、建築に用いる予定です。

 冬は例年では2メートル以上の雪が積もります。夏の間に草木染めや本藍染めをした糸を使用して機織りをし、栽培したとうもろこしの皮を使用した人形作りや、木製おもちゃ“夢(ゆめ)”セット作り等をして暮らします。
わら細工、木工製品製作やラグマット製作等も行っています。
また、「からすのパン屋さん」と言う製パン所もあります。

2019年現在では約40名のメンバーで生活をしています。

 体験教育として、毎年夏期に「少年少女勤労合宿」を行い、高校の修養会、大学のゼミを受け入れ、「NICE」「good!」等のワークキャンプを開催しています。


◆ 施設概要

信州共働学舎は、長野県西部最北端の小谷村立屋で1973年8月に第一歩を始めました。

 日本海迄一時間、北アルプスの裾を流れる姫川沿いの山里です。6人で始められ、2019年現在では約40人が2つの集団に分れて標高700mから900mの間に点在して暮らしています。1つの集団は、姫川の西側の立屋にあります(パン工場を含む)。もう1つは、東側の今でも車の通わぬ真木にあります。                           

● 信州では立屋にある母屋を中心にして、幾つかの建物に分かれて暮らしています。米、野莱類を作付けし、牛、山羊、鶏などの動物飼育、それに味噌・パンなどの製造と、出来る限り作れる物は作る努力をしています。また農業は手作業を基本とし、肥料も微生物農法で山土を主体とする発酵肥料を自分達で作り、家畜糞から堆肥を作ってよい土をふやす農業を心がけています。

● 真木の学舎の特徴は、歩いてしか行けないという不便な場所である事をむしろ良しとして、教育上意味のある働きをしようとしている事です。

 夏は少年少女勤労合宿や、大学生のゼミ実習、NICEの国際ワークキャンプ等が行われています。

 真木は分校が廃校になることから、1971年に12戸全員が離村した山の中の小さな集落です。創設者宮嶋眞一郎は「ここでこそ真の教育が行われる場所にふさわしい」と農場として立屋から通うようになり、現在は新屋敷(アラヤシキ)という大きな茅葺きの家を中心にメンバーが住み暮らしています。
 動植物をはじめ、まことに豊かな自然の中で学ぶことの多い生活が行われます。
 茅葺屋根の家に住み、囲炉裏を大切に使っての素朴な生活です。

 白馬連峰を展望できる景観もあることから、観光として訪れる方もあります。

● パン工場ではパン、クッキー、ケーキを作っており、私達の食べるパンの他に近く白馬村のカフェなど近隣の人達の注文にも応じています。

◆ 代表:宮嶋 信
「共働学舎」創始者宮嶋眞一郎の次男です。
1953年3月末東京で生まれ、自由学園で18才まで教育を受けました。
1974年(昭和49年)共働学舎設立に参加して現在に至ります。
鎌で草を刈り、鍬で土を耕す。動物を飼って堆肥を作り、食べる物を作り、出来るだけお金のかからない生活を望み薪ストーブの薪作りに精出して暮らしています。

《立屋共働学舎》 〒399-9422 長野県北安曇郡小谷村大字千国乙5155
《真木共働学舎》 〒399-9422 長野県北安曇郡小谷村大字千国乙12592
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寧楽共働学舎

 
共働学舎は、自給自足を目指してそれぞれの人が自ら持っている力を出し合い、共に暮らしている所です。

 人間の暮らしには、さまざまなことが必要です。まずは食べる物、住む所、着る物、それに生活の糧となる所、それらを出来る限り自分達の力でやっていこうとしています。食べる物でいえば、お米や野菜(一般的には農業といわれますが)、住宅(建築)、衣類(工芸品)、それに豚や鶏を飼う所(畜産)等々。

 それには様々な分野に取り組む人が必要で「こっちの仕事は苦手だけれど、これならやれる」というように、それぞれが自分のやれる事、好きな事に打ち込むことが出来ます。また最初はいやだなあ、と思っていても、やってみると面白かったり、「ああ、自分にはこういう力があったんだあ」と再発見することも多々あります。

 機械が扱える人はそれに適した仕事が、扱えない人には別の作業がある。一人ひとりの人間を生かす場、それによって人間として必要なことを学んで成長していく、それが共働学舎だと思っています。

◆ 施設概要

 寧楽共働学舎は、北海道北部の日本海沿い、札幌と稚内のほぼ中央に位置する小平町にあります。海岸から少し山側に入ったところに1977年に開設されました。2005年に大きな火事で宿舎を消失しましたが、会員の方々や友の会の方々などの協力で新しい宿舎を建てることができ今に至ります。

 現在は17才から82才まで約20人のメンバーで、私達の暮らしを支えてくれる豚と鶏を育て、近くの田畑で米や野菜を作っています。大切に育てた豚のお肉から、ソーセージやベーコン、ハムなどの加工品を作って販売もしています。ここにはさまざまなメンバーが一緒に暮らしていて、心身に問題を抱えていて外の社会では一人では生活出来ない人やこのような田舎で自給自足的生活を楽しみたいという人もいます。

 1日の生活のリズムは、朝は5時半に起き、動物の世話などをします。日中は田畑での農作業や豚肉の加工品作り、みんなの食事作りなど、時には建築の仕事もあります。夕方は、また動物の世話などをして5時半まで働きます。自分たちの育てた動物のお肉や卵、野菜を中心にいただく食事は、みんなの大きな楽しみです。豊かな自然の中で、ゆったりとしたペースで生活をしています。

◆ 代表: 毛利 健三

《 寧楽共働学舎 》 〒077-0465 北海道留萌郡小平町寧楽

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新得共働学舎

 新得共働学舎は、野菜や米、蕎麦を育て、牛・豚・鶏など様々な動物たちと暮らしてチーズも造る農場です。
 羊の毛を紡いだ織物や、石鹸やローソクも手作りしています。
 農場内カフェHPで販売もしています。

◆ 新得町から与えられた大きな可能性

1978年。放牧地 の上から見渡す十勝平野、日高山脈の山々を眺めながら「新得共働学舎」は始まりました。
多くの人は以前、「ひきこもり」「不登校児」「障害者」「非行少年」などと呼ばれ、悩みを抱えてやって来ました。
今では、自ら考え、汗を汗を流し、失敗もしながら皆の生活を成り立たせようと、自分の出来ることに取り組むという、ごく普通な生き方を愉しんでいます。
日々難題を解決しながら暮らす農場生活はきっと何か役目を見つけられます。

◆ より多くの人が協力できる生活・生産体制

 どんな人にでも活動の可能性が見つけらように随所に仕事の場所を 作ってきました。 一見、非効率的に見えますが、食べ物をつくる農場として、「生けるものが持つ生命力」という エネルギーを「効率的な機械」を使うことで劣化させてしまう事を防ぐ形となりました。その 結果、自分達の生活を成り立たせるために生産しているチーズが、品質の面で世界のトップレベルに認められるようになりました。

◆施設概要

 北海道・十勝平野の西の玄関、新得町。この町の通称 “牛乳山” と呼ばれる山のふもとに、共働学舎新得農場があります。身体が不自由だったり、精神的に安心できなかったりで一般の学校や会社に行かなかった人、行きたくない人、牛が飼いたくてやってきた人など、さまざまな人が色々な理由でここに集まってきています。
 農場の生活には、誰でも何かできることがあります。野菜作り、牛と豚、鶏をはじめ動物たちの世話、ケーキなどの農産加工、搾ったミルクからはチーズを作り、家や牛舎も自分たちで作ります。こうしたさまざまな仕事から自ら選び共に働き、経済的にも精神的にも自立できるよう、互いに支えあって暮らしています。人も自然もつながって、誰もがのびのびと生きられる豊かな暮らしを目指しています。

◆ 原料から手作りのナチュラルチーズ

 十勝平野を望む日高山脈には、北の端へと繋がる水脈があります。私たちはその水脈を持つ新得町の牛乳山で、その風土を活かし美味しさを追求したもの造りをするため、牛飼いからチーズ造りまでを一貫して行っています。
 すべてはチーズをおいしく造るために、自然のリズムにあわせ、生き物の命が熟す時間に合わせて人は手をかし、工夫していきます。その土地に生きる生き物の息づかいに耳を傾けたとき、生き物たちは「おいしさ」を作り出し、手渡してくれます

◆ 交流センター「ミンタル」
 “ミンタル” では販売、飲食等のスペースの他にチーズ造り、パン&バター造りの体験も出来るようになっています。
交流の場所であり、この共働学舎新得農場の生活、考え方、作品がより広い範囲の人々に接し、表現していける場所となって欲しいと願っています。
 “ミンタル” とはアイヌ語で広場、人の行き交う場所という意味です。『神々の遊ぶ庭』という意味で “カムイ・ミンタル” という言葉もあります。日本語でいえばイヤシロチ、エネルギーの高い気持ち良い場所などの意味になります。

 代表: 宮嶋 望

《 新得共働学舎 》 〒081-0038 北海道上川郡新得町字新得 9-1
 0156-69-5600
 http://kyodogakusha.org

 

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南沢共働学舎

 

 東京にある南沢共働学舎では、現在メンバー6人が週4日通ってきて、クッキーを作っています。材料はできる限り健康によいものを選び、糖分を控えめに作っています。毎日3~4人のボランティアの方がクッキー作りだけでなく、メンバーの様々な弱さに関わってくださり、“生きていくこと”を支えていただいています。皆で心をこめて焼き上げたクッキーは“素朴で懐かしい味”と喜ばれ、皆の励みになっています。

《 南沢共働学舎 》 〒203-0023東久留米市南沢1-23-4
042-471-8907

《 兼・共働学舎 東京事務所 》 南沢共働学舎と同住所
042-410-2011

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