寧楽共働学舎

北海道北部の日本海沿い、札幌と稚内のほぼ中央に位置する小平町にあります。海岸から少し山側に入ったところに1977年に開設。2005年に大きな火事で宿舎を消失しましたが、会員の方々や友の会の方々などのご協力で新しい宿舎を建てることができ今に至っています。

設立年

1977年

代表

吉田 肇

所在地

〒077-0465
北海道留萌郡小平町寧楽 503-1
TEL/FAX 0164-58-1037

寧楽共働学舎は、自給自足を目指してそれぞれの人が自ら持っている力を出し合い、共に暮らしている所です。

人間の暮らしには様々なことが必要です。食べる物、住む所、着る物、それに生活の糧となる所。それらを出来る限り自分達の力でやっていこうとしています。食べる物でいえばお米や野菜(農業)、豚や鶏を飼う所(畜産)、住宅(建築)、それに衣類(工芸品)等々。
それぞれの分野に取り組む人が必要で、「こっちの仕事は苦手だけれど、これならやれる」というように、自分のやれる事・好きな事に打ち込むことが出来ます。また「最初はいやだなぁ」と思っていてもやってみると面白かったり、「自分にはこういう力があったんだぁ」と再発見することも多々あります。機械が扱える人はそれに適した仕事が、扱えない人には別の作業がある。

一人ひとりの人間を生かす場、それによって人間として必要なことを学んで成長していく、それが共働学舎なのだと思っています。

寧楽共働学舎のソーセージ造り
寧楽共働学舎 稲刈り

暮らしと仕事

現在は17才から82才まで約20人のメンバーで、私達の暮らしを支えてくれる豚と鶏を育て、近くの田畑で米や野菜を作っています。大切に育てた豚のお肉から、ソーセージやベーコン・ハムなどの加工品を作って販売もしています。さまざまなメンバーが一緒に暮らしていて、心身に問題を抱えていて外の社会では一人では生活出来ない人や田舎で自給自足的生活を楽しみたいという人もいます。

1日の生活のリズムは、朝は5時半に起き、動物の世話などをします。日中は田畑での農作業や豚肉の加工品作り、みんなの食事作りなど、時には建築の仕事もあります。夕方は、また動物の世話などをして5時半まで働きます。自分たちの育てた動物のお肉や卵、野菜を中心にいただく食事は、みんなの大きな楽しみです。豊かな自然の中で、ゆったりとしたペースで生活をしています。

寧楽共働学舎